26w0d 大学病院での胎児エコー

緊張の大学病院でのエコーの日。

 

「赤ちゃんの胃が小さい」と言われた日から、同じように胃が小さいと言われた方のブログなどを読み漁って、たくさんの障害を抱えて生まれた赤ちゃんや、生きて生まれることができなかった赤ちゃん、生まれたけれどすぐにお空に帰ってしまった赤ちゃんのことを知り、毎日泣いては情緒不安定な日を過ごしていました。

 

特に夜は情緒が安定せず、悲しくて不安になっていました。

 

中には、何度か「胃が小さい」と言われたものの、次の検診で胃の大きさが大きく見えて、何も問題なく出産された方も。

 

今日のエコーで無事に胃袋が大きく見えますように。それが一番良い結果。

緊張しながら母と大学病院に向かいました。良くない結果だった場合、一人ではとても受け止める自信がなくて、夫も仕事の都合がつけられず、母が一緒に来てくれたのが本当に助かった。

 

これまで通っていた産院も小さいところではないけど、大学病院の大きさはすごい!!

受付して、産科を探しましたが広くて迷ってしまうほどでした。

 

とても怖いけど、結果はすでに決まっていること。

どんな結果がでても、親としてそれを受け入れるしかない。

頭では分かっていても、覚悟は全くできていませんでした。

 

大学病院ではかなり待ち時間が長いと聞いていたけれど、午後一番の診療で思ったほど待たずに名前が呼ばれました。

診療室では、紹介状を見ながら今回の検査をすることになった経緯を確認し、

その後腹部エコー。

 

いつも検診で診てもらっているエコーとは違って、心臓の血液の流れや、へその緒の血流、羊水の動きなども赤と青のカラー付きで見えて、すごかったです。

緊張していてどれくらい時間が経っているか分からなかったけど、30分以上かけて色んな部分のエコーを詳細に見てくれていたと思います。

あまりの緊張に、先生からは体調が悪くなったと思われたのか、何度も体調を気遣っていただきました。

 

エコーが終わり、先生から説明がありました。

やはり、胃は小さく食道閉鎖(C型)の疑いがあるとのこと。

ただ、今の時点では疑いであって確定ではないとのこと。

それ以外に異常な所見は見られないこと。

まだ羊水過多ではないが、羊水が多めではあり、これから羊水過多になる可能性があること。

羊水過多の場合、妊婦が苦しくなるので羊水除去をする可能性があること。

羊水除去をした場合には、羊水検査で染色体異常の検査をすることができる。

食道閉鎖症の場合、18トリソミーを伴っている可能性があるが、18トリソミーの所見【心臓の病気】【発育不全】【小脳低形成】などの所見は見られないので、可能性は低いだろうということ。

ただ、もし18トリソミーの場合、とても身体が弱いので分娩中に赤ちゃんの状態が悪くなりやすいので、通常赤ちゃんの状態が悪くなればすぐに帝王切開に切り替えるが、18トリソミーの染色体異常があれば、生まれても1ヶ月も生きられないことも多いため、帝王切開をしないという選択肢もあるとのこと。

 

そんな感じのことを先生から説明してもらいました。

やはり食道閉鎖がありそうで、エコー中も赤ちゃんが羊水を飲み込もうとしているんだけど飲み込めなくて、ゴホッとなってしまっているのが何回か見えて、苦しいのかな、、とかわいそうでした。

 

食道閉鎖がありそう…

赤ちゃんは生まれてすぐに手術になる可能性があり、健康な体で産んであげられないのは申し訳ないけど、手術して治るのなら、、と希望がもてました。

他の障害や奇形は今のところ見つかっていなく、染色体異常の可能性も高くはなさそうで、そこはホッとしました。

 

けれど、私の診察が終わる頃、診療室のカーテンの後ろで、他の先生が他の患者さんのことを電話で話しているのが聞こえてきて

その患者さんの赤ちゃんは、たくさんの障害や奇形が見つかったようなことをお話していて。

きっとその妊婦さんも、私と同じような気持ちで今日ここに来て、緊張してエコーを見てもらって、いますごく戸惑って混乱しているだろうなと思うと、とても他人事ではなくて、苦しい気持ちになりました。

 

 

この日、緊張して冷汗が出ているエコー中も、赤ちゃんのお顔や赤ちゃんらしいしぐさが見えると、ほっこり嬉しい気持ちになり、また初めてもらった3Dエコー写真も、赤ちゃんのお顔がいままでよりずっと鮮明に見えて、

3Dエコーで夫にそっくりな息子がより愛しく思えました。赤ちゃんの癒しパワーはすごい 。

 

先天性食道閉鎖、3000人~5000人に一人の病気だそうです。

生まれる前に他の合併症が見つからなくても、生まれてから合併症が見つかる場合もある。

もちろん、染色体異常の可能性もないわけではない。

 

生まれてすぐに小さい身体で手術を受けなければならない息子には、健康に産んであげられないことが申し訳ないし、どうして私たちの子が…という気持ちもあります。

だけど、息子と一緒に乗り越えて、他のところは健康に育ててあげられるように、母としてしっかりしなくては、と思います。

 

今日見てくださったのは産科の先生でしたが、次は小児外科の先生に心臓をしっかり見ていただいて、細かい穴が開いていないかなどの心疾患を見てもらえるよう。